山の日によせて

何も考えず、
美しく偉大なものと対面しているこういう時間があるからこそ、
私は終生山にあこがれ、山を愛しつづけるだろう。

 by新田次郎



今年から新たに国民の祝日となった「山の日」

山の日で真っ先に思い出すのは、
新田次郎の「孤高の人(上・下)」という本のこと...


(ちなみに先日の記事の藤原正彦は新田次郎の御次男。



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写真は津軽岩木スカイライン 弘前市



田舎の高校卒業後、
社会人としての私の新生活スタートは大都会東京だった。


寮から会社まで満員の地下鉄線にも慣れたある日、
遊びに伺った先輩宅で、本棚にあった2冊の本が目に留まった。
それが、『孤高の人』


単独行によって数々の登攀記録を残したという
登山家「加藤文太郎」がモデルの物語。


思えば不思議な出会いだったなぁ・・・


特に山岳など興味のなかった自分がなぜ惹きつけられたか!?

山々の景観描写の素晴らしさが思い浮かぶ...



主人公と一緒になって登山し、呼吸しているような気にさせられた本だった。
孤高の人〈上〉 (新潮文庫) - 孤高の人〈下〉 (新潮文庫) -



冒頭に記した新田次郎の言葉の意味を人生後半のいま漸く分かったように思う。




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